造作で自分色の食器棚をつくる!後悔ポイントにしないためのコツ
北欧「風」インテリアを目指すブログ「Easeful Life」へようこそ。
みなさんは、キッチン裏の収納ってどうされていますでしょうか。
新築を検討されている方は選択肢が多すぎて迷われていることかと思います。
既製品か造作か、メーカーはどうするか、見せるか隠すか、数え上げたらきりのない数の分岐点があります。
わが家では、キッチンメーカーの既製品を導入すると予算がきびしかったため、安めの材料で造作してもらうことにしました。
素材感のある仕上がりになったため、結果として北欧「風」インテリアにマッチしたのではないかと満足しています。
モダンなテイストにはきびしいかもしれませんが、ナチュラルテイストなインテリアを目指している方には参考になるかもしれませんので、わが家の体験を共有させていただきます。
工務店に依頼する前にしたこと
まずは構成を考える
わが家では、カウンターは大工さんに造作してもらいましたが、引き出しなどは既製品をはめ込むことにしました。
なぜなら、引き出しは家具職人さんに依頼しなくてはならず、予算的にきびしかったらからです。
上図は、プランニング段階でExcelで作った食器棚の計画図です。
自分でイメージを固めるため、工務店とイメージがを共有するために作成しました。
家を建てていて学んだのですが、施工される方とはなるべく図を用いて思いを伝えた方がよいと思います。
意外と口頭だとこちらの意図が伝わっていなかったりします。
打ち合わせで使った資料をメールで別送して証跡を残しておくのも後々のトラブル防止に大切ですよ。
物を置いた時の感じをつかむ
だいたいの完成図が描けたら、実際に置くべきものをレイアウトするとどうなるかイメージしましょう。
意外と収まりきらなかったり、意外と場所をとって作業スペースを圧迫していたりすることがあります。
また、コンセント位置を考えるうえでも必要なステップです。
なんとなくでコンセントを設置すると、家電と干渉して使えなかったり、コンセントが丸見えになってしまったり、はたまた数が足りなかったりなんてことになりかねません。
わが家では、「3Dマイホームデザイナー12」を使って間取り図を立体化して確認しました。
頭の中だけでイメージしていると気がつかないミスに気がつくのでおススメの方法です。
工務店によってはサービスで図面を3D化してくださるところもあるので相談してみるとよいかもしれませんね。
造作食器棚ができるまで
それでは、わが家の造作カウンター・食器棚が出来上がるまでの過程を時系列でご紹介します。
まずこちらは、食器棚を設置する箇所に補強の合板を入れてくれている様子です。
石膏ボードが貼られていない部分に見えているのが補強用の合板です。
施主支給で飾り棚などを設置する際にも補強をいれておく必要がありますので、迷っている部分には漏れなく施工してもらえるようハウスメーカー等に伝えておきましょう。
こちらは大枠が出来上がったときの様子。
食器棚本体とカウンターに関しては、建物自体を造ってくださっている大工さんの施工です。
食器棚はコスト削減のために価格の安いパイン材を使用しました。
一方、手に触れる機会が多いであろうカウンターは、ちょっとぜいたくをしてタモ材にしてみました。
パインとタモでは色味が若干異なるため、食器棚だけ塗料ですることにしました。
実際に塗装してみると、思ったより色が入ってしまいました。
茫然自失でこの写真をとったことを覚えています(笑)
しかし落ち込んでばかりではいられません。
ここでわが家のインテリアのテーマのひとつが、「オーク×ウォールナットのツートン」であったことを思い出します。
そして思いついたのが、扉部分を無着色としツートンカラーの食器棚として仕立て上げること。
急遽インテリアコーディネーターさんにその旨をお伝えし、イラストに起こしていただきました。
手前味噌ですが、なかなかよさそうな雰囲気。
建具屋さんが作ってくださった引き戸をいれてみても雰囲気は悪くなさそう、ということで工務店にGOサインを出しました。
出来上がりがこちら。
勝手に災い転じて福とななす、だと思っているのですがいかがでしょうか。
家具や雑貨類もツートンを意識して揃えて、インテリア全体で統一感がでるよう心がけました。
欲を言えば食器棚の引き戸もタモ材で作れるとよかったのですが。
しかし、予算を考えるとまずまずの出来。
大事に使いたいと思います。
カウンター下の引き出しに関しては、過去記事でご紹介しています。
ご興味のある方はぜひご覧ください。
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